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Tapestry

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A Home at The End Of The World

「A Home at The End Of The World」 2005-07-31

見終った後、ほんわかとした切ない気持ちになった。
こういう人生観、大好き。登場人物全てのキャラもいい。

幼くして兄・母・父を亡くしたボビー(コリン・ファレル)。
高校生で天涯孤独となった彼は、親友のジョナサン(ダラス・ロバーツ)の家で
世話になることに。純粋で温かい、天使の様なボビーに、
我が子同然に愛情を注ぐ、ジョナサンの母アリス(シシー・スペイセク)と、
自分がゲイで有る事に気づきはじめるジョナサン。
そんな母子を同じように惜しみなく愛するボビー。
変わっているけど、かなり素敵な関係。

成人してから、ニューヨークで再会するボビーとジョナサン。
ジョナサンの友人でルームメイトのクレア(ロビン・ライト・ペン)と
3人での同居生活が始まる。

普通に考えれば、かなり複雑な三角関係がメインになっているが、
ボビーの人柄のせいか、それがまるで極々自然な成り行きで進んでいく。
大きく揉めるような事もない。それぞれがお互いに愛し合って、
とてもいい関係を築いているのだ。
やがて、願いが叶って赤ちゃんを産むクレアと、2人の父親ボビーとジョナサン、
4人の新しい生活が始まるのだが・・・。

結末はハッピーエンドとは言えず、なんとも切ない気持ちが残る。
しかしそれでも、ボビー、ジョナサン、クレア、そして母のアリス、
それぞれがとてもいい人たちで、それぞれの相手を思いやる気持ちがよく解るだけに、
たまらなく温かい気持ちにさせられる。
思い出しても、胸がじ~んと熱くなってくる。

是非、原作も読んでみたいと思わせる。音楽もいい。
時代設定が60年代終わりから70年代、80年代で、ボビーもジョナサン、
そしてクレアも、大の音楽好きと言う事もあって懐かしい音楽満載なのだ。
サントラも欲しいなぁ。

コリン・ファレルってやっぱり可愛くて、この映画でもハマリ役。
彼って元々、小犬みたいな可愛さがあるけど、
この役は、もう~キャラクター自体が小犬みたいに可愛いんだもの。
誰からも愛される、不思議な魅力を持ったのがボビーその人なのだ。
ファレル意外に誰が演じられるだろう・・・?

調べてみたけど、どうやら日本では公開されていないのか、
日本語のサイトは見つからなかった。
なんでこんないい映画を公開しないのか・・・と思うんだが、
実際どうなんだろう?お薦め度は★★★★★なんだけどな。


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